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2023年6月27日 (火)

IEC国際標準化 TC47/WG7 ハノイ会議 参加報告(2023年6月7~8日)

 IEC(国際電気標準会議)/TC47(半導体分野技術委員会)/WG7(エネルギーハーベスタ、エネルギー変換・伝送分野)の国際標準化WG会議が、6月7日、8日に、ベトナム ハノイで開催されました。

 TC47/WG7会議には日本から、東京大学鈴木雄二教授、神戸大学神野伊策教授、兵庫県立大学藤田孝之教授他、計6名が参加し、現在審議中の規格案、新規提案等について各国と活発に議論されました。

 会議では、提案している規格案の進捗報告において、東京大学・鈴木教授からIECへ提出した「Measurement and evaluation methods of kinetic energy harvesting devices under practical vibration environment - Part 2: Human arm swing motion」について、神戸大学・神野教授から「Measurement and evaluation methods of kinetic energy harvesting devices under practical vibration environment - Part 3: Human foot impact motion」について報告され、各国エキスパートの理解を得ることが出来ました。

 また、Future worksにおいては、兵庫県立大学・藤田教授が「Standard Test Method for Mechanical Reliability of Vibration Energy Harvesters」について、2023年12月頃にIECへNPを提案する予定であることを説明されました。

 最後に次回のTC47/WG7会議は11月15日にドイツ フランクフルトで開催される予定であることを確認しました。

 今年は、対面での開催となり、提案中の規格案について各国エキスパートの活発な意見交換があり、審議を順調に進めることができました。更に、Future Worksで新たな提案が紹介され、今後の充実した標準化活動が期待できる会議となりました。

(調査研究・標準部長 藤澤 大介)

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会議が開催されたハノイ工科大学

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会議中の様子

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