IEC国際標準化 TC47/WG7 ハノイ会議 参加報告(2023年6月7~8日)
IEC(国際電気標準会議)/TC47(半導体分野技術委員会)/WG7(エネルギーハーベスタ、エネルギー変換・伝送分野)の国際標準化WG会議が、6月7日、8日に、ベトナム ハノイで開催されました。
TC47/WG7会議には日本から、東京大学鈴木雄二教授、神戸大学神野伊策教授、兵庫県立大学藤田孝之教授他、計6名が参加し、現在審議中の規格案、新規提案等について各国と活発に議論されました。
会議では、提案している規格案の進捗報告において、東京大学・鈴木教授からIECへ提出した「Measurement and evaluation methods of kinetic energy harvesting devices under practical vibration environment - Part 2: Human arm swing motion」について、神戸大学・神野教授から「Measurement and evaluation methods of kinetic energy harvesting devices under practical vibration environment - Part 3: Human foot impact motion」について報告され、各国エキスパートの理解を得ることが出来ました。
また、Future worksにおいては、兵庫県立大学・藤田教授が「Standard Test Method for Mechanical Reliability of Vibration Energy Harvesters」について、2023年12月頃にIECへNPを提案する予定であることを説明されました。
最後に次回のTC47/WG7会議は11月15日にドイツ フランクフルトで開催される予定であることを確認しました。
今年は、対面での開催となり、提案中の規格案について各国エキスパートの活発な意見交換があり、審議を順調に進めることができました。更に、Future Worksで新たな提案が紹介され、今後の充実した標準化活動が期待できる会議となりました。
(調査研究・標準部長 藤澤 大介)
会議が開催されたハノイ工科大学
会議中の様子
| 固定リンク
« 2023 第26回「国際マイクロマシンサミット」(ブカレスト、ルーマニア) 参加報告 | トップページ | オンライン講演会 「我が国MEMS産業/技術の今後の展望について ~MEMS事業者連携委員会発足のガイダンスを兼ねて~」開催報告 (2023年6月13日) »
「国際標準化」カテゴリの記事
- IEC/TC47 国際標準化全体会議(フランクフルト開催)参加報告 (2023年11月13日~17日)(2023.11.29)
- IEC国際標準化 SC47E WG1&2, SC47F WG1-3&MT会議報告(2023年6月21~23日)(2023.08.01)
- IEC国際標準化 TC47/WG7 ハノイ会議 参加報告(2023年6月7~8日)(2023.06.27)
- IEC/TC47 国際標準化全体会議(サンフランシス開催)参加報告(2022年10月31日~11月4日)(2022.11.28)
- IEC国際標準化TC47/SC47F WGs-MT、TC47/WG7会議報告(2022年5月19日~20日)(オンライン開催)(2022.05.31)
コメント