「MEMS Engineer Forum 2022(MEF2022)」に出展しました
4月20日(水)~21日(木)に、東京両国のKFCホールで開催された「MEMS Engineer Forum 2022(MEF2022)(写真1)にマイクロマシンセンター(MMC)はMNOIC(MicroNano Open Innovation Center)事業を紹介するパネル展示(写真2)を行いましたので、簡単に報告いたします。
MEFは、21世紀のキーテクノロジーとされるMEMS技術の現状と、向こう10年までの技術の将来に迫る国際会議で、2009年3月の初開催以降MEF2022は第13回目の開催です。対面式(In-person)での開催は2019年以来、3年ぶりとなり、COVID-19の感染対策を徹底しての開催でした。
今年も世界のトップクラスの研究者や技術管理職に加え、大企業からベンチャーなどの多岐に渡る講演者を招き、活発な議論が行われました。
MEF2022の基調講演は3講演で、米Trillion Sensors Summit社のCEOを経てExo社の共同創設者となったJanusz Bryzek氏、日本のボッシュの代表取締役社長Klaus Meder氏、そしてMEMS の祖とも言うべきKurt Petersen 博士と、リモート出演ながらも大変豪華な顔ぶれでした。
招待講演は、クアルコムテクノロジーズのEvgeni Gousev博士ら全16講演で、日本からは、筆者にはBEANSプロジェクト時代の非冷却赤外線センサの研究が懐かしく、また昨今のコロナ発熱検知に不可欠な存在となっている赤外線センサの権威である元立命館大学教授の木股雅章先生の講演もありました。例年同様、MEMSにかかわる上流の技術から下流のビジネスまでの話題で、会場参加者は324名と少数ですが、現場の第1線で活躍しているエンジニアを中心とした会議のため、対面では3年ぶり開催と相まって大変盛り上がりました。
展示はKFC HALL ホワイエと、KFC HALL Annexの2か所に分かれて開催され、国内外36機関から出展がありました。 質の高い参加者層が多いため、実ビジネスの交渉の場として有益であり、MNOICの活動について、提供できる技術や想定コストなどについての詳細な質問を受けました。
今後もMNOIC活動を通じて、わが国の産業競争力強化につながる活動を継続してまいります。
写真1 MEF2022
写真2 MNOIC事業 パネル展示
(MEMS協議会 渡辺 秀明)
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