マイクロマシンセンター 令和3年度事業計画について
令和3年度は一般財団法人マイクロマシンセンターが設立されて30年という節目の年に当たります。
過去30年のマイクロマシン/MEMS分野及びスマートセンシング分野(以下、「マイクロマシン/MEMS分野等」という。)での技術の進展を振り返りつつ、コロナ禍も乗り越えて新たな同分野の発展に踏み出すことで、Soceiety5.0の実現を目指します。
それに向け、非営利セクターとしての利点を活かしながら、以下のとおり、基盤技術の研究開発、事業環境整備及び普及促進のための取組みを一層強化していきます。
(1)MEMS協議会事業では、まず、MEMS分野におけるオープンイノベーション実践の我が国最大の拠点となったMNOIC(マイクロナノオープンイノベーションセンター)について、広範なユーザーからの多様な要望に応えていくことを目指して、更なる体制整備や活動強化に努めます。
また、スマートセンシング&ネットワーク(SSN)研究会においては、これまで実施してきたWG活動から、複数のナショナルプロジェクトが生まれるなど、一定の成果を上げてきましたが、本年度も新たなWGの立上げなどを通じ、産業技術力強化のためのプロジェクト提案を目指して研究会活動を推進します。
(2)我が国マイクロマシン/MEMS分野等のイノベーション創出に寄与し、Soceiety5.0の実現にも貢献すべく、本年度も、以下のような国/NEDO等が主導する先端技術に係る研究開発プロジェクトや国際標準化の推進に参加します。
- 学習型スマートセンシングシステム(LbSS)の研究開発
平成28年度~令和3年度 - 振動発電エネルギーハーベスタのIoT・ウエアラブル適用拡大に向けた国際標準化
令和元年度~令和3年度 - 血中成分の非侵襲連続超高感度計測デバイス及び行動変容促進システムの研究開発(BaMBI)
令和元年度~令和3年度 - 薄膜ナノ増強蛍光による経皮ガス成分の超高感度バイオ計測端末の開発(SNIF)
令和元年度~令和3年度 - 量子干渉効果による小型時計用発振器の高安定化の基礎研究(HS-ULPAC)
令和元年度~令和5年度 - 薄膜圧電MEMSデバイスの寿命試験及び多方向折り曲げ信頼性試験方法に関する国際標準化
令和3年度~令和5年度
(3)その他、マイクロマシン/MEMS分野等の国内外の技術動向や産業動向の調査をはじめとする調査研究、MEMSセンシング&ネットワークシステム展の開催なども含めた内外関係機関との交流・協力、標準化の推進など、これまで当センターが推進してきた諸活動も引き続き拡充強化しつつ実施していきます。
また、これらの活動の広報や成果発信のために、インターネット上でのホームページ、ブログ及び月例ニュース(MICRONANO Monthly)など多様な媒体を活用した情報発信・情報公開に努めます。
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