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2018年3月 9日 (金)

IEC/TC47/WG6,WG7国際標準化アドホック会議(2018年3月7~9日)

 IEC(国際電気標準会議)/TC47(半導体分野技術委員会)/WG6,WG7国際標準化アドホック会議が、3月7日から9日の日程でタイ・バンコク・チュラロンコン大学にて開催され、WG7(エネルギーハーベスタ、エネルギー変換・伝送分野)会議ならびにワークショップに参加しました。
                  
                  


                  開催場所タイ・バンコク・チュラロンコン大学の学内風景


   WG7会議では、19名(日本6、韓国8、中国1、ドイツ1、タイ3)が出席し、主査から各審議中案件(韓国4件、日本1件)の進捗状況説明がなされ、活発な意見交換が行われた。日本からの出席者は、WG7の3人の主査の1人である東京大学鈴木雄二教授、兵庫県立大学藤田孝之准教授、産総研山本淳グループ長、産総研舟橋良次上級主任研究員、マイクロマシンセンターから竹内主幹研究員、大中道(本ブログ執筆者)の6名です。
                  
 東京大学鈴木雄二教授からは、先生がプロジェクトリーダ(PL)として提案の「低消費電力電子機器向けの力学的環境発電デバイスの試験方法」が、現在、CDV(Committee Draft for Voting, 投票用委員会原案)が回付中である旨、報告がなされました。 今後提案予定の‟Future work”としては、今回追加紹介はありませんでしたが、韓国の2件、日本の1件(産総研山本淳グループ長の熱電関連案件)で合計3件となっております。
                  
 ワークショップでは、会議開催地タイからは、チュラロンコン大Pimpin先生からMEMSおよびナノテク研究紹介、サコン・ナコン・ラジャパット大Seetawan先生から熱電研究紹介がなされました。会議期間中に、チュラロンコン大の各研究室の見学・研究内容紹介も実施され、タイにおける活発な研究活動の一端に触れることができ大変有意義でした。Pimpin先生はじめ、チュラロンコン大ならびにタイの多くの先生方に、大変お世話になりました。厚く御礼申し上げます。
                  
 ワークショップでの日本からの発表は2件で、産総研舟橋良次上級主任研究員から‟Application of thermoelectric oxides”と題して、東大鈴木雄二教授から‟Rotational electret generator and future JNC projects in TC47/WG7”と題して、それぞれ発表が行われました。鈴木教授の発表では、日本からの今後のWG7での提案予定内容の紹介も行われ、2019年中のNP提案としてArm swingによる振動発電の標準化を、2020年中のNP提案としてFoot motionによる振動発電の標準化を、それぞれ計画していることが報告されました。韓国からは、クァンウン大Park教授から‟Development of high performance hybrid nanogenerators for wearable and IoT applications”というタイトルで技術発表がありました。大変有意義な技術交流が行われ、それぞれの発表に対して活発な意見交換により、参加者の意識共有化を図ることができました。
                  
                  


                  IEC/TC47/WG7国際標準化アドホック会議@バンコクの様子
                  

                  IEC/TC47/WG7国際標準化アドホック会議@バンコク
出席者集合写真
            
 このアドホック会議は毎年日韓中で持ち回り開催している会議で、今年は韓国の主催でした。会議期間中には、ホスト国韓国の招待で、各国のメンバーが一同に会したディナーが催され、各国の親交を深め、引き続き国際標準化活動における相互協力を誓い合いました。次回は、アドホック会議としては、ホスト国中国で、2019年2月27日~3月1日に中国開催(開催地検討中)となりました。また、各国との次回の議論の場は、IECの全体会議(韓国・釜山)となり、WG7は2018年10月15日に会議が開催されます。
                  
 WG7が扱うエネルギーハーベスタの分野はIoTのキー技術であり、日本から、本分野での有効な規格案を国際標準として発信すべく、引き続き、各国との密な議論・連携を行いながら、規格提案・審議活動に参画していきたいと思います。
                  
                  
調査研究・標準部長 大中道 崇浩
                  

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