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2017年10月 3日 (火)

NEDO委託事業「空間移動時のAI融合高精度物体認識システムの研究開発(AIRs)」がキックオフ

 このたび国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「次世代人工知能・ロボット中核技術開発/次世代人工知能技術分野(先導研究)」において、国立大学法人東京大学、国立大学法人電気通信大学、国立研究開発法人産業技術総合技術研究所、オリンパス株式会社、株式会社デンソー及び一般財団法人マイクロマシンセンターの産官学連携チームが受託した「空間移動時のAI融合高精度物体認識システムの研究開発(AIRs)」がスタートし、それに伴い第1回研究推進委員会・キックオフ会議を10月3日(火)、東京大学工学部2号館3階31A 機械系会議室にて実施しました。本キックオフ会議には、経済産業省及びNEDOからのご来賓の臨席を賜り、プロジェクトに参画する各社/各機関の研究者及び事務局メンバ総勢30名が参加しました。

 全体の研究開発管理や試作開発を受け持つマイクロマシンセンター長谷川専務理事からのご挨拶と併せてのご来賓紹介の後、ご来賓の方々のご挨拶を賜りました。

 その後研究推進委員会の本題として、キックオフにあたっての研究開発の取り組み概要について以下の通り報告しました。

  • 1)スタートに当たっての取り組み概要と方針:研究開発責任者下山先生(東京大学、図1下山先生報告)
    2)各研究開発の取り組みについて
    • ①革新センサ情報に基づいた次世代人工頭脳:高畑研究員(東京大学)
      ②プラズモニックワイドバンドイメージャ:菅研究員(電気通信大学)
      ③高精度分子慣性ジャイロ:高畑研究員(東京大学、高橋研究員代理)
      ④プロジェクト推進:小池研究員(マイクロマシンセンター)


図1 下山先生報告

 この後、特に本研究開発のポイントである人工知能に関して、本研究のAI研究開発責任者である原田先生(東京大学、図2原田先生報告)が、「多波長カメラを活用したAI認識」について報告しました。

 
図2 原田先生報告

 最後に、これらの報告を踏まえてご来賓の方々のご講評を頂き、先導研究としての取り組みの成果の最大化と本格研究等繋げていくことへの期待やそれに向けての激励を頂きました。研究員全員で目標達成に向けプロジェクトを推進してくことを確認して、キックオフ会議を閉会しました。

 またキックオフ会議のあと、意見交換会を開催して、研究者間で活発な意見交換がなされました。今後得られました成果については、適宜発表したいと存じますので、ご期待ください。

→空間移動時のAI融合高精度物体認識システムの研究開発(AIRs:AI-enabled Innovative Recognition System for spatial mobile Robots) 
    HP:http://mirai.la.coocan.jp/airs/index.html

             (マイクロマシンセンター 小池智之)

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