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2016年3月

2016年3月29日 (火)

MemsONE実習講座の開催報告

 平成27年度のMemsONE実習講座(MemsONEのGUI操作や解析手順を学習するもの)は、無料で不定期に開催する計画で実施しています。


 本MemsONE実習講座の第3回を平成28年3月29日(火)13:00~17:30に当センター7階テクノサロンにおいて開催しました。

今回の参加者は、同一企業の技術者3名で、参加目的はシミュレータ導入を検討するためと聞いています。目的に合致すれば導入の可能性もあり期待できます。

 

 平成28年度も無料で不定期に開催しますので、ご希望の方は「みずほ情報総研株式会社」にお問合せください。

 連絡先は下記URLでご確認ください。

 講習会案内 http://mmc.la.coocan.jp/mems-one/hiroba/seminar_info/


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2016年3月23日 (水)

SPIE Photonic West

SPIE Photonic West は光学に関するデバイス研究の領域で世界最大の学会である。この学会 は大きく分けて、セッションがBIOS,LASE,OPTOの3つに別れている。その中でも、プロジェクトに関与する技術(赤外線センサとプラズモニクス)に関して多く発表されているセッションであるOPTOに参加し、聴講を行った。

■内容報告:以下、私が注目した発表について報告する。
9755-35:Mid-infrared interband cascade photodetectors with high quantum efficiency (The Univ. of New Mexico (USA))
量子井戸型光センサに関する研究発表である。励起した電子がinterbandをトンネリングするものである。イメージャを作製し、NETD=23[mK] @80[K]を実現している。室温でも動作を確認しており、Detectivity (D*)は>10^9台@波長λ=3~5μmであった。

9755-37:A low effective mass material system for quantum cascade detectors(Technische Univ. Wien (Austria))
これも、量子井戸型光センサに関する研究発表である。effective mass を小さくすることに関する発表。プラズモンで吸収を上げる。吸収に関する計算をしたところ、ドーピングを増すと、吸収が増大することが分かった。計算では、プラズモニックなcavity構造を用いて、8μmの波長で、9乗台のD*という計算結果を得た。effective massが軽いと、吸収が増加する、再結合によるノイズ(1/fノイズ)が減るからよい。実際にデバイスを作製し、5μm付近で1.9A/W,300KでD*が9乗台(2.7 ×10^9)であった。

9755-40:Surface plasmonic resonance enhanced type II strain-layer superlattice photodetector(Guiru Gu,Stonehill College(USA) )
量子井戸型光センサに関する報告だが、題目変更があった。(「表面プラズモン共鳴の量子井戸型光センサへの応用])。ホールのプラズモニック構造を応用すると、数倍光電流が増えている(@T=77K)。表面(プラズモニック層からの照射)だと、共鳴波長が変わらない。裏面照射では1桁光電流が増えた。ナノホールを備えた、プラズモニック光トラッピング層の穴の径を変えることにより、センサの分光応答を確認している。

■所感
現在のトレンドとして量子井戸型光センサの研究が盛んであることが分かった。これらのセンサは、冷却(77K)すると、MCT検出器(HgCdTe型、赤外線センサのトップランナー)程度の性能を出している。更に、常温(T=300K)でも動作し、D*>10^9乗台@λ=3~5.0[μm]であることが分かった。室温動作である点から考えると、非常に高い性能である。

最後に、Welcome reception は,スタートレックをテーマにしたものであり、非常に盛大であった(写真参照)。

Spie_2

IRiS研究員 安食嘉晴)

 

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2016年3月16日 (水)

「微細加工ナノプラットフォームコンソーシアム シンポジウム」でMNOICを紹介

 MEMS、ナノテク、微細加工技術の情報発信と関係者の交流を目的に、文部科学省の委託事業である微細加工ナノプラットフォームについてのシンポジウムが本年3月11日(金)、東京大学 浅野キャンパス 武田先端知ビル武田ホールにて開催されました。このシンポジウムに一般財団法人マイクロマシンセンターからMNOIC(マイクロナノ・オープンイノベーションセンター)の概要とサービスの内容について講演並びにポスター展示致しましたのでご報告します。

 この微細加工ナノプラットフォームシンポジウムは、最先端のナノテクノロジーの研究開発動向と、微細加工ナノプラットフォームを活用し産学官の緊密な協力の下で生まれた技術開発の成功事例、ならびに現在開発を進めている企業の生の声などを紹介するもので、100名を超える参加者でほぼ満席の中、開催されました。冒頭、本プラットフォームコンソーシアムの代表機関である京都大学の運営責任者、小寺秀俊教授から、開始から4年目を経過し、大学等の施設の共用と蓄積された知により企業の新技術開発、課題解決を支援し、順調に利用件数が増加していることが報告されました。そして、文部科学省研究振興局尾西参事官補佐の来賓挨拶に続き、北九州産業学術推進機構理事長國武豊喜氏の基調講演「ナノマテリアルの可能性」と、富士フイルム株式会社の特別講演の後、利用事例の紹介が行われました。そして講演の最後に「MNOICが提供するオープンイノベーション」として、渡辺が講演しました(写真1)。この中でMNOICは、急拡大するMEMS、センサ市場で低成長下の日本のMEMS 産業が成功するためには、多額の投資を抑えつつ、開発スピードの飛躍的向上が必須であって、解決策の一つとして、オープンラボを活用したMNOICで実行中のオープンイノベーションの実例について紹介いたしました。休憩の後、主催者である微細加工プラットフォームの京都大学と物質・材料研究機構から事業紹介がされ、最後に東京大学生産技術研究所の藤田博之教授より、このような取組みは、収益を出すのが難しいとされるMEMSにおいて、開発費の負担を減らすということなどで非常に意義のあることであるという締めくくりのご挨拶で終了しました。

         (写真1)

 講演会終了後は、ポスターセッションと意見交換会が武田ホールホワイエで開かれました(写真2)。ポスター展示には、微細加工ナノプラットフォームコンソーシアム16機関に加え、協賛機関8機関、協力機関3機関もセッションに参加し、各機関の特色に重きを置いた説明が各所で行われました。MNOICのポスターでは、ユーザニーズに応じた幅広いコース選定を提供していること、並びに、研究員を派遣することなく研究委託や工程委託が可能なことに興味が寄せられました。今後も、微細加工ナノプラットフォームコンソーシアムとの連携を強化することで、研究開発から商品開発までのリードタイムを短縮し、我が国の産業競争力強化につながる活動を継続してまいります。

               (写真2)
       <MEMS協議会 渡辺秀明>


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2016年3月14日 (月)

【平成28年3月の経済報告】 

  本項は、マイクロマシン/MEMS分野を取り巻く経済・政策動向のトピックを、いろいろな観点からとらえて発信しています。

 弥生、平成28年3月の経済報告をお届けします。

  業務の参考として頂ければ幸いです。  

 内容は、以下のPDFをご参照下さい。

   「2016.3.pdf」をダウンロード


 本文中にある平成28年第3回経済財政諮問会議資料をご覧になりたい方はこちらから。

   「平成28年第3回経済財政諮問会議資料.pdf」をダウンロード




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