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2015年11月10日 (火)

IWSHM2015参加報告

 The 10th International Workshop on Structural Health Monitoring  (IWSHM2015) が2015年9月1日~3日の3日間、米国パロアルト市のスタンフォード大学で開催されました(写真1:会場のStanford大学キャンパス、写真2:オープニングのスライド、写真3:F.-K. Chang委員長(Stanford大学)の開会挨拶の様子)。

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写真1 会場のStanford大学キャンパス

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写真2 オープニングのスライド

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         写真3:F.-K. Chang委員長(Stanford大学)の開会挨拶の様子

 IWSHM2015はStanford大のF.-K. Chang教授が中心となって立ち上げたSHM全般に係る国際ワークショップであり、1997年から隔年に1回開催されていて、今年で10回目であり、毎年Stanford大で開催されています。7月にトリノで開催されたSHMII-7が土木構造物に特化しているのに対して、IWSHMは土木だけでなく、航空、風車、鉄道等幅広い構造物も含んでおり、エアバスやボーイング等航空関連企業がスポンサーとなり、航空分野が活発な印象を受けました。本年は600名以上が参加し、9件のキーノート,336件(ジェネラルセッション:138,スペシャルセッション:198)の口頭発表と46件のポスター発表がありました。口頭発表は 11パラレルセッションで構成されており、こちらも細分化され過ぎている印象を持ちました。IWSHM2015のセッション構成を表1と表2に示します。

                表1 IWSHM2015のセッション構成(1)

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                  表2 IWSHM2015のセッション構成(2)

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 口頭発表336件の分類を図1に示します。これから発表件数としては診断58件、要素技術58件、センサ/アクチュエータが51件と多かったです。

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図1 口頭発表の分類
      

 また、ワークショップならではのラウンドテーブルディスカッション(写真4:航空関連ラウンドテーブルディスカッションの様子)、パネルディスカッションや17機関によるデモ発表(写真5: SHM in Actionの様子)等工夫されたイベントが多くありました。

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写真4:航空関連ラウンドテーブルディスカッションの様子

Iwshm_14写真5: SHM in Actionの様子

 また、デバイスの発表としてはSHMII-7でも発表があったPrinceton University,以外にもIowa State University, USAやUniversity of Waterloo, Canada等からもシート状、アレイ状のセンサの発表があり、面パターンセンサ関連の発表が多くなってきていました。未だコンセプトや実験室レベルの発表ですが、RIMSの面パターンセンサの実証を含めた開発を加速する必要性を痛感しました。

 AE関連のセッションもあり、AEの専門会議で発表されていない産業界への重要な適用事例が数多く見られました。また、ボーイングを始め航空機会社では、AEをSHMのツールの一つとして、確立して使っていますが、詳細は公表されていないことが分かりました。

 また、数は少ないながらも、土木のCivil SHM Standardizationのセッションは面白く、 設計図書から数値モデルそしてモニタリングデータを合わせた管理データベースの構築の試み(スタンフォード、ミシガン、KAISTの共同)や、カナダブリティッシュコロンビア州での自治体と大学との協働による、管理地区全体の橋梁管理システム構築の事例がありました。

 次回のIWSHMは2017年にStanford大学で開催されますが、8th European Workshop on Structural Health Monitoring (EWSHM)が2016年7月5日~8日にスペインのBilbaoで開催されます。

(技術研究組合 NMEMS技術研究機構 武田宗久)

 

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