第32回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウムにMNOICをポスター展示
センサやMEMS関係の国内最大のシンポジウムである第32回「センサ・マイクロマシンと応用システム」シンポジウム(以下センサシンポと略します)が本年10月28日(水)~30日(金)、新潟市にて開催されました。このシンポジウムに一般財団法人マイクロマシンセンターからMNOIC(マイクロナノ・オープンイノベーションセンター)の概要とサービスの内容についてポスター展示致しましたのでご紹介させて頂きます。
このセンサシンポは、新潟市の中心部、信濃川の河口に2003年開業した朱鷺メッセで開催され、1万人収容の本格的な展示場、大小13の会議室、ホテルなどが一体化した施設であり、開催するまでに数年待ち続けた待望の会場でした。参加者数は761人とここ数年では最大の規模であったそうです。今回のセンサシンポは「Future
Technologies from NIIGATA 」と題し、電気学会・E部門の部門大会であるとともに、日本機械学会マイクロ・ナノ工学部門主催「マイクロ・ナノ工学シンポジウム」、応用物理学会集積化
MEMS 技術研究会主催「集積化 MEMS シンポジウム」が同時開催され、更に、電子情報通信学会、日本材料学会、エレクトロニクス実装学会との協力による企画セッションも開催されました。招待講演では技術研究組合NMEMS
技術研究機構理事長今仲 行一氏の「IoT 時代の実現に向けて今なすべきこと」(写真1)、豊橋技術科学大副学長 石田 誠氏の「異分野融合研究と価値創造工へ」、大阪大学
産業科学研究所 教授 谷口 正輝氏の「マイクロナノ工学を用いた次世代DNAシークエンサー」、そして東京大学生産技術研究所 マイクロナノメカトロニクス国際研究センター
教授 藤田 博之氏の「MEMSの昨日、今日、明日」の4講演が行われ、学生・研究者に共通した興味深い話題をわかりやすく解説されました。
(写真1)
今回の技術展示は、ポスター会場にもなったメインホール入口のホワイエで行われ、最優秀展示賞には,愛知県「知の拠点」研究開発プロジェクト成果が選ばれました。MNOICについては、このセンサシンポに参加される層にはかなり知名度が浸透し、サービス内容についての問い合わせはほとんどなく、試作実績や価格、納期についての具体的な内容が多く寄せられました(写真2)。
(写真2)
大学、産業界、更に公的な研究所にとって有意義な活動を今後も展開していく所存です。
<MEMS協議会 渡辺 秀明>
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