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2015年9月14日 (月)

IEC(国際標準化機構)・SC47F(MEMS分科会)の国際副幹事就任に伴うセミナーに参加しました。

 一般財団法人マイクロマシンセンターは、特にMEMS分野において、研究開発や産業推進の国際的なイニシアチブを発揮しつつ標準化事業を進めております。特に当センターは、IEC/TC47/SC47F(国際標準機関IECにおけるMEMS分野の分科会)の国内審議団体であり、この分科会の国際幹事を派遣し、様々な国際標準化活動を実施しております。

 ここでIECは1906年に創設された電気分野を専門に扱う標準化機構です。スイスのジュネーブに本部があり、日本も加盟しています。電気・電子技術および関連技術分野の発展、世界貿易の推進に寄与するために、国際電気標準規格(IEC規格)を発行し、その標準・規格に適合した製品の品質と安全性を保証する適合性評価制度を提供することです。またIECは、国際標準化機構(ISO)、国際電気通信連合(ITU)など国際機関との密接な連携を図っています。

 このIEC規格を登録するには、その提案から、ドラフト作成、国際会議での審議(利害関係のある国際代表団や専門家を含む関係者の協議、投票、調整)等に多大な時間が必要であって、最低でも約3年間の月日を要します。この国際調整のキーマンが国際幹事であって、中立的な立場で利害関係のある関係者の整合を取りながら、厳密に管理されているプロトコルに従って、国際規格発行まで辛抱強く対応していく必要があります。現在、当センターの竹内南がSC47Fの国際幹事を務めています。この竹内の業務を支援するために、私、三原が国際副幹事に就任致しました。その研修のために8月5-6日にIECのアジア・太平洋中央事務所のあるシンガポールに行って参りました。シンガポールは赤道直下ですが、毎日のように訪れるシャワーと海に近いせいか、気温が30℃前後であって日本の猛暑よりも涼しく感じます。 

 研修は、IECのミッションや組織から始まって、国際規格発行に至るまでの手順、提出すべき様々な書類、会議の種類と仕組み、審議の進め方、投票の仕組み、膨大なIECドキュメントと会議システム等々と膨大で密度の濃い内容でした。実際に国際標準を提案される各国の研究者の方々、議長や代表者の方々の熱心な姿を見ると、私も「何だかの貢献をしなくては」と言う気持ちになります。今回の研修に参加して、このような立場で少しでも国際的な科学技術の進展・当該分野での産業推進に貢献できる機会を与えてくださった多くの方に感謝したいと思います。(国際標準 三原 孝士)

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写真1 IECのホームページ

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写真2 IECのシンガポール事務所

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写真3 今回研修を受けた3人と、Dennis Chew所長を中心にIECのメンバー

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