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2014年11月17日 (月)

ロシアMEMS協会・MEMS関連企業一行の産総研MEMS関連施設(MNOICを含む)訪問

 MEMS協議会の事業の一つとして推進しています国際交流事業では、国際マイクロマシンサミットへの参加や、ナノマイクロビジネス展での国際マイクロマシン・ナノテクシンポジウムの開催、さらに現在20機関ある国際アフィリエイトと連携した海外産業技術調査や国際ビジネスワークショップ等の多彩な交流を行っています。

 今回、昨年から国際アフィリエイトに加わったロシアのRussian MEMS Association、およびMEMS関連企業のお客様がありましたので、ご報告致します。「MEMSの波」でもご紹介いたしましたが、2013年に中国上海で開催された国際マイクロマシンナノテクサミットに、ロシアの団長としてRussian MEMS AssociationのExecutive DirectorであるDr. Denis Urmanovが初めて参加されました。このRussian MEMS Associationは2010年に設立された比較的新しい民間が運営する非営利団体です。その組織の母体となっているSovtest ATEはロシアの企業で、半導体や電子機器の評価を行うテスターを中心に製造販売やソフト開発、委託開発、或いは海外の装置を展開する事業を行っています。2013年の7月に東京ビッグサイトで開催されたナノマイクロビジネス展に、このSovtest ATMのテステング関係の責任者であるRYKOV氏が来日、また9月26日にSovtest ATEのVladimir Lisov副社長がマイクロマシンセンターを訪問されました。  

今回、このRussian MEMS Associationが企画されたMEMS関連訪問団が10月14日にTIAの計測標準研究部門(Metrology Institute of Japan)、およびMEMS関連部門を訪問されましたので、報告します。今回の訪問者は、Russian MEMS AssociationのDenis Urmanov 様、 Sovtest ATEのIgor Markov役員とDmitriy Dvornikov部長、Russian RDE Electronstandart JSC,のValerii Malinin様の4名でした。 最初に計測標準研究部門にて情報交換と、実験施設の見学を行いました。産総研・計測標準研究部門のコーディネータである臼田博士と加藤博士に、活動内容をご紹介頂きましたが、終止熱心に多数の質問をされ、関心の高さが伺えました。また実験室ではMEMSの試験方法に関する話題や、ナノレベルの計測手段に関する見学をして頂きました。

 MEMS部門の訪問では、NMEMSイノベーション棟に来て頂き、最初にMEMS国際標準活動に関して出井から、産総研・集積マイクロシステム研究センターの研究紹介に関して産総研・伊藤副センター長から、MNOICに関して荒川開発センター長から説明がありました。国際交流事業で最近感じていることですが、最近は新規に産業を立ち上げたい東欧、アジア、中東の先進的な国々で、何処もMEMSの産業推進を行っています。これからも国際交流の事業が益々重要になってくると感じています。(MEMS協議会 三原 孝士)

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写真 1 産総研・計測標準研究部門での会合

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写真 2 熱心な議論

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写真 3 産総研・計測標準研究部門での見学会

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写真 4 日本食のランチ

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写真 5 国際標準化に関する意見交換

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写真 6 集積マイクロシステム研究センターの研究紹介

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写真 7 集合写真

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