ハノーバメッセ2013参加報告(その1)
機械、エネルギー関連の展示を中心とするハノーバメッセ2013が4月8日~12日の間ドイツ・ハノーバで開催され、マイクロマシンセンター(MMC)は、ブース展示と併設シンポジウムでの発表を行いました。同メッセは世界最大の展示会と言われており、今年も6550の展示者、22万5千人の来場者を迎え盛大に開催されました。
全体を通して、従来は産業機器中心のメッセでしたが、最近の社会トレンドを反映して環境エネルギー関連の展示の割合が増加しており、再生可能エネルギーを活用した工場、住宅、ヒビルのエネルギーマネジメントシステム、電気自動車を代表とする輸送機器等が数多く展示されていました。
ハノーバメッセ会場
ドイツにはマイクロナノデバイス関連の企業を集めて情報サービスを提供するiVAMという団体があり、MMCはこのiVAMとアフィリエート契約を締結しています。同メッセではマイクロナノテクノロジ関連の展示とシンポジウムは例年iVAMが主催し、MMCはこの中で展示と発表を行っています。またMMCは会員企業にMMCの展示ブースを活用しての製品PRの場を提供しており、今年はパナソニックが同ブース内で新技術の展示PRを行いました。
MMCブースではMMCの活動の他、本年7月に開催予定のNanoMicro-biz展のPR、マイクロナノオープンイノベーションセンター(MNOIC)の紹介、グリーンセンサネットワークプロジェクトの紹介他を行い、ブースを訪れられた多数の人に興味を持って頂きました。
マイクロマシンセンター展示ブース
毎年iVAMはマイクロナノテクノロジー関連のシンポジウムを開催しており、MMCはこのシンポジウムでMMCの活動をPRしました。シンポジウム全体の主なテーマは、ナノテクノロジとその応用、レーザ加工、ドイツフラウンホーファ研究所活動紹介、エネルギーハーベスタとその応用他が取り上げられ全体で約50の機関の発表がありました。
MMC活動紹介 (MMC 阪井)
注目された展示内容、発表内容に関しては参加報告(その2)で報告致します。
阪井 淳
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