「NMEMSイノベーション棟開所式」の開催
「NMEMSイノベーション棟開所式」の開催
MMC 三原 孝士
このたび、TIA-NMEMS拠点作りの推進に大きく係わっている以下の4機関が、産総研つくば東事業所内の4G棟(旧くらしとJISセンター棟)にまとめて入居することとなり、棟の名前も「NMEMSイノベーション棟」に改称することとなりました。
1)独立行政法人産業技術総合研究所
集積マイクロシステム研究センター(UMEMSME)
2)一般財団法人マイクロマシンセンター
マイクロナノ・オープンイノベーションセンター(MNOIC)
3)技術研究組合NMEMS技術研究機構 つくば研究センター
4)技術研究組合BEANS研究所マクロ BEANSセンター
このように、NMEMS分野の研究開発に関する組織が結集する「NMEMSイノベーション棟」は、今後のTIA-NMEMS拠点整備に重要な役割を担っていくものとして大きく期待されます。この拠点整備を記念して8月30日(火)に「NMEMSイノベーション棟開所式」を開催いたしました。この式典には経済産業省、NEDOのご来賓の方々と、110名の(関係者を含む)参加者がありました。
今回のイベントは1)特別講演、2)パネル討論会、3)見学会の三部構成です。特別講演として東大・生産技術研究所の藤田教授による 「世界におけるMEMS最新技術動向と課題、TIA-NMEMS研究拠点への期待」と題する講演がありました。またパネル討論会は、アカデミアから東大・藤田教授、京都大学・小寺教授、産業界からオリンパス(株)・唐木執行役員、MNOIC・今仲所長の4名のパネラーと、モデレータとして集積マイクロシステム研究センター・前田センター長によってMEMS研究拠点を如何に使うか?産業界にどのように役に立てるか?特にMNOICへの期待は何か?と言った議論がありました。特に小寺先生は京都大学・ナノハブの設立者でもあり、共通の課題やそれを解決するための多々の工夫に関する報告がありました。見学会としてはNMEMSイノベーション棟の見学と、NMEMS関連研究施設の見学が開催され、70名程度の方々にご見学頂きました。このNMEMSイノベーション棟は、総勢で80人~90人規模の研究者を中心とした研究拠点であり、益々の発展が期待されます。
写真2 開所式の全体像、約120名収容可能な「国際セミナー室」を整備しました。
写真3 東大・藤田教授による特別講演
写真4 パネル討論会の様子
写真5 NMEMSイノベーション棟の見学会の様子
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