H23年 第1回 TIA-NMEMS WG 開催される
H23年 第1回 TIA-NMEMS WG 開催される
2011年6月15日
MMC 三原孝士
TIA(つくばイノベーションアリーナ)は世界水準の先端ナノテク研究設備・人材が集積するつくばにおいて、産業技術総合研究所(産総研)、物質・材料研究機構(物材機構)、筑波大学が中核となっている世界的なナノテク研究拠点です。一般財団法人・マイクロマシンセンター・MEMS協議会は、このTIA(チィアと呼びます)の中でも産総研・集積マイクロシステム研究センター(前田龍太郎センター長)が中心になって進めている、NMEMS領域の研究拠点の有効利用を議論するワーキンググループ(TIA-NMEMS WG)の事務局となっており、MEMS研究拠点の利用から国/NEDOプロジェクトの進捗状況、2011年4月に開設されたMNOIC(マイクロナノオープンイノベーションセンター)の立ち上げ状況等、を産官学のメンバーが一体となって、議論や課題の共有化、全体の方向付けを行っています。
2011年6月8日にマイクロマシンセンター・テクノサロンにおいてH23年度、第一回のTIA-NMEMS WG(今仲委員長)が企業と産業技術総合研究所からの委員、顧問の先生方、オブザーバーとして経済産業省、内閣府の方々と事務局を合わせて総勢24名で開催されました。第一回目は、
・6月2日に開催された第5回つくばナノテク拠点運営会議の報告
・H22年度のTIA-NMEMS WGの活動報告
・H23年度のTIA-NMEMS WGの活動計画
・NMEMS研究拠点の震災状況、復旧状況
・TIA-nano 推進協議会の発足
・筑波大学、社会人のための早期修了プログラム
・NMOICの準備状況
が報告されました。
トピックスとして
・第5回つくばナノテク拠点運営会議にて、集積マイクロシステム研究センターにて震災前に実施されたセンサーネットワークを使ったクリーンルームの節電の事例が話題に上ったこと。
・NMEMS研究拠点での最先端装置の震災による影響は軽微で7月から稼働する予定であること。影響のあった廃液設備やユーティリティの復旧が急ピッチで進んでいること。
・MNOICに大きな期待が寄せられていること。
でした。今後も、“MEMSの波”でご紹介していきたいと考えています。
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