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2010年4月

2010年4月23日 (金)

ハノーバーメッセ2010参加報告

 ドイツ ハノーバーにて201041923日で開催されたハノーバーメッセ2010にマイクロマシンセンター(MMC/BEANS研究所(BEANS)として出展、参加しました。

 ハノーバーメッセは、自動車やファクトリーオートメーション、エネルギーからマイクロナノまで、幅広い産業をカバーする見本市で、6,000社の出展者、20万人規模の来場者となる大規模なものです。我々は、MEMS協議会の海外アフィリエートであるiVAMがオーガナイザーとなっているMicroNanoTechゾーンにブースを構えました。ブースには、MMC/MIF会員企業であるオムロン、パナソニック電工、オリンパスの技術や、総合イベントMicroNano2010の概要、BEANSの研究成果を紹介するパネルを貼り出し、パンフレットなども準備してプロモーション、交流に努めました。

 今年のハノーバーメッセは、昨年比23割の来場者減ということです。昨年が不景気によって落ち込んでいたということですので、非常に残念な状況でした。今年については、景気回復の途上にあり期待されたのですが、アイスランドの火山噴火が悪影響したものと見られています。来場者の3割近くがアジアとアメリカからということですから、航空ストップがそのまま影響したと言えます。私自身も1週間の開催期間中、最後の2日間だけの参加となり、また、講演を予定していたBEANSの研究者は航空チケットが取れなかったために参加自体を断念せざるを得ませんでした。中国や台湾の企業のブースは無人となるなど、担当者が来られないところもあったようです。数字の上では厳しい状況ですが、しかし全体の印象としては、技術革新テーマが多く揃えられ、その影響を感じさせない人出とにぎやかさでした。

 今年のブースは、面積15m2で、ミーティングが気軽にでき、また講演者が交代で休めるようにテーブルや椅子を多めに置いた、比較的余裕のあるものでした。しかし、上述したように予定していたほぼ全員が参加できず、私一人がブースにいる状態で、かえってがらんとした印象を与えたかもしれません。

 iVAM代表のKleinkes氏がiVAM会員企業を何人か紹介してくれたこともあって、私の狙いであるマイクロナノ2010を中心とするMIF活動の紹介は多少できたと思います。ただ、結局講演ができなかったために、少なからぬ聴衆に直接宣伝する機会が持てなかったのは残念でした。iVAMとの関係で言えば、私一人ではありますが、困難な状況の中、来たことだけでも意味があったと思います。全体として、予期せぬ自然災害に見舞われて大きな影響を受けたため、当初の計画からは程遠い実績となりましたが、最大限のリカバーをしたと判断します。

 最後に、私がフライトストップの影響で行けなかった期間(設営のための1日を含め、4日間)は、たまたま足止めされていたパナソニック電工の皆様が自発的にブース準備、運営をしてくださいました。また、初日の私が行うはずだった日本のMEMS市場に関する基調講演のピンチヒッターとして、パナソニック電工の紹介講演をしていただきました。ここに記して感謝申し上げます。(MEMS協議会事務局 国際交流担当)

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2010年4月21日 (水)

MEMSPediaの紹介と利用状況

 小型・省電力・高性能・高信頼性の高集積・複合MEMSデバイスを製造できる技術の確立を目的とした3ヵ年プロジェクト「高集積・複合MEMS製造技術(ファインMEMS)開発プロジェクト(以下、ファインMEMSプロジェクトと言う)」の成果である「ファインMEMS知識データベース」および「ファインMEMSシステム化設計プラットフォーム(MEMS等価回路ジェネレータ)」をインターネット上で提供できる、様々なオープンコンテンツを搭載した百科事典”MEMSPedia”として、昨年6月から公開を開始しています。まだ、MEMSPediaをご覧になっていない方は、次のURLで是非一度ご覧ください。

 http://www.mmc.or.jp/memspedia/

 尚、ご利用に当たってのご不明な点が御座いましたら、MMCまでお問合せください。

◆ファインMEMS知識データベース

 ファインMEMSプロジェクトに参画した事業者の研究開発成果、再委託した大学の研究開発成果、MMCが国内外の学会等で収集した発表論文・技術文献、および本プロジェクトに関わる特許情報などを、本プロジェクトの研究開発項目で分類してデータベース化したもので、現在の登録件数は6,000件超となっています。昨年6月の公開から本年4月までの利用件数は21,700件に上がっています。尚、このデータベースの閲覧は自由ですが、閲覧には「閲覧アカウント」の登録が必要です。

◆MEMS等価回路ジェネレータ

 MEMS等価回路ジェネレータは、MEMSと電気回路の集積化や多種類のMEMSの組合せによる集積化に関する研究開発が活発化し、製品に関する成功事例も出現する中、システム全体として電気等価回路を用いたアプローチなどの新しい設計手法としてご提案するものです。これまでの利用実績は1,500件とまだ少ないですが、新しい設計手法として、挑戦していただければ幸いです。本機能もWeb上でのご利用となりますが、ご利用にはユーザ登録が必要です。また、ご利用に当たってのご質問やご意見は「技術交流掲示板」でお願いします。この掲示板のご利用には、IDとパスワードが必要ですので、MMCにお問合せください。

    Finememsdb_web_4   Mems_generator_web_4           

 

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2010年4月20日 (火)

技術研究組合BEANS研究所の平成22年度事業計画について

BEANSロゴ


 技術研究組合BEANS研究所では、昨年度に引き続き、より効果的かつ円滑にBEANSプロジェクトを推進していくとともに、新規の研究開発項目⑤である「Gデバイス@BEANS」も含め、平成22年度もMEMSの次世代デバイス製造技術開発に注力して参ります。

 
【基本的なスタンス】

全世界的課題として環境エネルギー問題への対応が国や産業毎に強く求められており、革新的次世代デバイスの実用化においては製造プロセス自体の省資源や高効率な製造プロセスの実現による低環境負荷化が期待されています。

 

このため、技術研究組合BEANS研究所が実施するBEANSプロジェクトは、サイエンスとエンジニアリングを融合させ、将来の革新的次世代デバイスの創出に必要な新しいコンセプトに基づき、基盤的プロセス技術群を開発し、かつ、そのプラットフォームを確立することを目的として平成22年度事業を実施します。

 

さらに、平成22年度においては、低炭素社会づくりに貢献する高機能MEMSセンサおよびそれを活かしたネットワークシステムの構築と、革新的次世代デバイスの実用化における低環境負荷型製造プロセス技術を確立することを併せて実施します。(新規の研究開発項目⑤である「Gデバイス@BEANS」)

 

【平成22年度事業計画における主な研究内容】

 平成22年度は以下の事業を推進する。

 

研究開発項目①:バイオ・有機材料融合プロセス技術の開発

1)バイオ・ナノ界面融合プロセス技術

2)バイオ高次構造形成プロセス技術

3)有機・ナノ界面融合プロセス技術
4)有機高次構造形成プロセス技術

 

研究開発項目②:3次元ナノ構造形成プロセス技術の開発

1)超低損傷・高密度3次元ナノ構造形成技術

2)異種機能集積3次元ナノ構造形成技術
3)  宇宙適用3次元ナノ構造形成技術(前年度までに主要研究開発を終了)

 

研究開発項目③:マイクロ・ナノ構造大面積・連続製造プロセス技術の開発

1)非真空高品位ナノ機能膜大面積形成プロセス技術

2)繊維状基材連続微細加工・集積化プロセス技術

 
研究開発項目④:異分野融合型次世代デバイス製造技術知識データベースの整備

  

研究開発項目⑤:高機能センサネットシステムと低環境負荷型プロセスの開発(新規)

1)高機能センサネットシステム開発

2)低環境負荷型プロセス技術開発

(鎌田@技術研究組合BEANS研究所事務局長)

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2010年4月 6日 (火)

平成22年度の事業計画固まる


 当センターでは、22年度においてもマイクロマシン/MEMS等のマイクロナノ分野に係る基盤技術の確立のための活動や産業分野発展のための環境整備活動を通じて、わが国産業の発展に寄与することを目指してまいります。財団法人マイクロマシンセンター先月に開催された評議員会、理事会において本年度の事業計画が承認されました。これによりますと、本年度も従来に引き続き、マイクロナノ分野にかかる調査・研究、情報収集・提供、国内外の標準化の推進、内外交流・協力の推進、MEMS開発のためのインフラ整備活動並びに普及啓発等の事業を実施していきます。

 具体的に見ると、全国的なマイクロナノ人材育成事業の展開、つくばイノベーションアリーナ構想(TIA)と連携するJMEC検討会(仮称)の発足などが新規活動になります。また、技術研究組合BEANS研究所において22年度に追加実施する「高性能センサネットシステムと低環境負荷型プロセスの開発」にかかる研究事業(Gデバイス@BEANS)にも、組合員の立場から新たに支援・協力していくこととしております。
 
 なお、当センターの一般財団法人化につきましては、昨年10月に内閣府公益認定等委員会に申請しておりますので、そう遠くない時期に認可が下りるものと想定されます。認可後は、真に時代の要請に応えうる非営利セクターの活動の原点に立ち返って、一般財団法人活動の更なる充実・強化に取り組みたいと思っております。(青柳@財団法人マイクロマシンセンター)


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