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2009年10月13日 (火)

第13回MEMS講習会開催報告(10月9日)

Seminar_4  マイクロマシンセンター・ファンドリーサービス産業委員会(委員長:オムロン(株)佐藤文彦氏)主催の第13回MEMS講習会「ロボットを身近にするセンサ・MEMS技術」を、10月9日(金)に、東京・市ヶ谷のアルカディア市ヶ谷で開催しました。
                     会場風景(司会:佐藤委員長) 
 今回は、MEMS技術の新しい応用分野として期待が高まっているロボットに焦点を絞り、センサを始めとするMEMS技術に関して、以下のプログラムにて講演会を行いました。 

・御挨拶 マイクロマシンセンター 青柳専務 Photo
・「MEMSの集積・融合の進展と新産業創出への期待」
  立命館大学、杉山教授 Photo
・「ロボットのコア技術としてのMEMS」
  東京大学、下山教授 Photo
・「レーザレンジファインダを利用した実世界計測の原理と応用
  ~文化遺産アーカイブ、ITSを例に~」
  東京大学、小野特任助教 Photo 
・「家庭用サービスロボットと触覚センサ技術」
  パナソニック(株)、水野主任技師 Photo
・「ムラタセイサク君、セイコちゃんへのMEMSセンサの応用」
  (株)村田製作所、辻主任 Photo
・「オムロンのMEMSセンサ技術」
  オムロン(株)、佐々木技術専門職 Photo  
・「MEMS回路シミュレータMEMSpiceによる振動型デバイスの解析」
  (株)数理システム、水田常務取締役 Photo
・「MEMS等価回路ジェネレータ」
  静岡大学、橋口教授 Photo
・「ファンドリーサービス産業委員会活動紹介」
  佐藤委員長(オムロン(株))

「Photo」を押すと、講演の様子がご覧いただけます。
(本記事に戻るには、写真画面左上の←を押してください)

 冒頭、青柳専務御挨拶に続いて、基調講演として杉山先生からMEMS応用システム・デバイスの最新動向についてお話しいただきました。そのあと、下山先生からテーマ講演「ロボットのコア技術としてのMEMS」があり、サービスロボットは近い将来「あれば嬉しいもの」から「ないと困るもの」になり、MEMSセンサ・アクチュエータがコアデバイス・技術になるという動向予測と研究開発状況についてご説明いただきました。
 テーマ講演のあと、ロボット制御に欠かせない視覚・触覚・角速度・人と環境などを計測するセンサ技術に関して、4件ご紹介いただき、学術講演会ではなかなか聞けない開発秘話もご披露いただきました。さらにセンサ設計に必須のMEMS/LSI統合解析技術を2件、途中の休憩時間を利用したファンドリーサービス産業委員会の全委員による技術相談会をはさんで、最後に委員長による同委員会の活動紹介で講演会を締めくくりました。
 産業界を取り巻く厳しい経済環境を吹き飛ばすかのように、会場は聴講に来られた参加者の皆さまで満席になり、盛況の講演会となりました。また、講習会の終了後、別会場でファンドリーサービス産業委員会委員、講師の方々と参加者の皆さまとの懇談会を開催しました。和やかな雰囲気の中にも熱い議論が繰り広げられ、大いに交流が図られました。本講演会を盛り上げていただいたご関係各位に厚く御礼申し上げます。

会場風景サムネイル集(画面を押すと大きくなります)
Consulting1_4  Consulting2_2  Banquet1_2  Banquet2_2  
     技術相談会風景            懇親会風景

原田@普及促進部

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