PL/SPLコラム

2013年2月22日 (金)

プロジェクト終了にあたり

 3月でプロジェクトは終了します。平成20年7月にプロジェクト活動を開始して、もう約5年が過ぎましました、この間BEANSならではの先進的、革新的な研究成果がたくさん創出されました。その成果は、学界はもとより産業界でも多くの注目を浴びて、BEANSプロジェクトの評判を大いに高めました。

 いま思うとBEANSはその名称に相応しい「異分野融合」の特長を遺憾なく発揮できたと思っています。ナノとバイオや有機材料、ナノとμ、マクロなど従来は融合が難しいとされていた研究領域に果敢に挑戦したこと、さらに基盤技術研究から成果の出口を意識した実証研究へと広範囲に取り組んだことが良かった。またプロジェクトマネジジメントでは融合とオープン化をキーワードに新しい産官学連携の仕組み作りも出来ました。プロジェクトとして評価はこれからNEDOの事後評価結果に委ねますが、予想以上の成果が得られたことに満足しています。

 これはひとえにプロジェクト関係者みなさまのBEANSへ熱い想いと真摯な取組の顕れであり、ここに改めて敬意と感謝を申し上げます。以下はプロジェクトリーダーとして個人的な想いです。

以前に本ブログにてアメリカ・インディアンの古い諺「目標さえ持てば、たとえそこに道がなかったとしても目的地には着けるものだ」を引合いに、目標さえ立てれば必ず道は拓ける。そして、いつか必ず夢や希望が適う意味で人生や仕事でも大変勇気つけられる知恵の言葉であること述べた。

 プロジェクトの仕事も同じであり、適切な目的、目標設定や実行可能な研究計画の重要さを繰り返して説きました。研究者の皆さんには不慣れな目標管理に反発や違和感を覚えた方もいたとおもいますが、結果的にはほぼ全研究テーマが期日どおりに目標を100%またそれ以上達成できたことに満足を覚えたのではないでしょうか。

 ただ、一方ではプロジェクトの目的、目標に縛られずに研究者の自由裁量性をもっと広げた方が良かったのではと少し心残りもあります。今、アレクサンダー・グラハム・ベルの「ときには踏みならされた道を離れ、森の中へ入ってみなさい。そこではきっと、あなたがこれまでに見たことがない、何か新しいものを見出すに違いありません」の名言を思い出しています。

プロジェクト・リーダー 遊佐 厚

 

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2012年4月 5日 (木)

いよいよ最終年度を向かえて

本年度はBEANSにとっていよいよプロジェクト最後の年になります。昨年度は全部の研究テーマが停滞や遅延もなく順調に推移したため、本年度に一部のテーマの予算が増額され、最終目標も高めの設定となりました。このように最終年度でより高い目標に挑戦できることはプロジェクトとして光栄であり、大変悦ばしいことです。しかし残された活動期間は研究成果の取り纏めやプロジェクト終結作業を除くと実質9か月しかありません。このことを思うとすこし緊張と不安が入り混じります。これまでの貯金をもとに、あまり無理をしないで卒なく終盤を終えることもできたのですが.でも今はこれがBEANSに与えれた使命と思って、最後まで全力投球をする気持ちになっています。

まだ振り返るにはすこし早いが、プロジェクト開始の時を思い起こします。このコラムの最初にBEAN研究者への思いとして「三人の石工」の喩え話を載せて、プロジェクトはもちろんのこと研究者も一人一人が抱負やビジョンを持つことの大切を説きました。BEANSのビジョンとはプロジェクト活動を通して社会や産業に貢献することです。そして、BEANSはこのビジョン実現のため融合とオープン化をプロジェクト理念に掲げました。融合とは研究テーマから人、組織さらにはマネジメントまでの幅広い意味合いです。オープン化は論文や学会発表、セミナー開催だけでなくな知識データベースや特許など知的財産権利に関わるところまでの成果公開を指します。

いま思えば理想や夢を大層に掲げたものとすこし恥じ入っております。しかし、理念はこれで正しかったと思っています。BEANSもこの4年間弱でご多分にもれず、色々な事情によって研究体制が変わり、また研究計画も状況に応じて大幅な見直しや修正が行なわれました。またこれに伴って研究者やスタッフも大部分が入れ替わりました、それでもプロジェクト活動が順調に継続ができて、輝かしい成果を生み出すことができました。プロジェクト関係者の英知や努力と、精進の賜物であることは言うまでもありませが、加えてBEANSの理念の存在も成果達成に著しく貢献していると確信しています。そして、プロジェクトが最後までこの理念を堅持し、また研究者やスタッフがその胸に”One BEANS”を自覚して最終ゴールを一緒に踏めるように、ここで最後の踏ん張りを期待したい。
    

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2011年8月11日 (木)

BEANSもはや4年目をむかえ

BEANプロジェクトではこの4月から5月にかけて、十名以上の研究者とスタッフが入れ替わりました。この中には出向元に帰任した人、その代わりに派遣された人、あらたにBEANS研究員、職員に登用された新人など色々な方が含まれます。これまでにたくさんの優れた成果を出してくれたベテラン研究者が抜け、一時はどうなるかと大変心配しました。
幸い、いまは研究業務の停滞・遅延も特段になく順調に進展しております。新旧による仕事の引き継ぎがスムーズにおこなわれたことは、BEANSなればこそと少し自慢したい気分です。さて、プロジェクト活動ですが期間は残すところ一年半余となりました。この後は雲の上のゴールを目指して一直線に駆け上るだけです。だが、プロジェクトや研究者にとってはここが辛抱の時期でもある。頂上は見えていても簡単には登らせてくれない、胸付八丁の険しい道がまだ待っているからです。これを乗り越えるのは最早体力でも技量でもはなく、ただ使命感と志しのみと考えています。プロジェクト発足当時全員一丸となったあの不思議な熱気、これは何処からきていたのかを思い起こします。これから予想される厳しい局面に自らが奮い立ったのか、それともひと時の集団意識か。どちらにしてもこれからも全員が新たな意気込みでBEAN成果の集大成を目指して、それぞれのミッションを達成してもらえればと切に願っています。

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2011年4月15日 (金)

ちょっと明るいニュース

この4月にプロジェクト関係者で転任や昇進された主だった方をご紹介します。
先ず、大学の先生ですが、九工大のM先生が教授に昇進、また東大のK先生が古巣の東北大へ準教授として栄転、同じくM先生も講師へ昇任しました。慶応大ではM先生が准教授に昇任しました。そして京大のO医師は医学部から東大・工学研究系の准教授へと華麗な転進を図りました。いずれの先生方もプロジェクト発足時からBEANS研究テーマに深く携わって頂いた方々です。云うまでもなくこの昇進はこれまでの研鑽と学術貢献が評価された結果ですが、その中にBEANS成果も含まれているのではないかと推察しております。加えてポスドク研究員では、東大M氏が出身研究室の助教に、産総研のS女子が研究職員に登用されるなど、若手研究者もキャリアーアップを図ることが出来ました。他にプロジェクト管理部門では、M電機から出向のT部長が産官学連携プロジェクトマネジメントの実績とスキルを高く評価されて東京本社へ栄転しました。このようにBEANSプロジェクトに関わっている多くの方が栄転や昇進されて、責任ある役職へ確実にステップアップしてゆく姿をそばでみられるのは大変楽しみであります。今後、更なる活躍を期待して、心から応援したいと思います。

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2011年4月14日 (木)

今、BEANSで出来ること

東日本大震災からもう一か月が経ちましたが、被災地や災害に遭われた方のことを思うと、まだまだ胸の痛む日々が続きそうです。さいわい、BEANSプロジェクトについては産総研ツクバと東大駒場の研究拠点が軽微な被害ですんだので、研究活動への影響は夏場の電力節電以外になさそうです。しかし、プロジェクトが最終ゴールに向かって折り返しをした矢先なので,研究者のモチベーション低下やメンタルヘルス面でなにか影響が現れるのではとちょっと心配しています。一方、今も被災地で復旧・復興活動に不眠不休で取り組んでいうる人々を思うと、元気や勇気づけにプロジェクトとしてできることは何かを考えます。被害に合わなかった人や組織ができることはボランティア活動・節電・義援金・企業活動、組織の活性化などたくさんあります。そして、大切なことは一人ひとりがこれまで以上にやれることに取り組むことではないかと思います。とくに国プロのように研究資金を公費で賄ってもらっている場合はなおさらです。国民の一人としては国難とも云うべきこの非常時に研究開発よりも復旧・復興事業を優先して欲しい気持ちです。一方において日本の科学技術の進展をこの震災で停滞させたくない理性もあって、この狭間で複雑な心境になります。プロジェクトもこれから研究予算の見直し、削減や節電などいろいろな震災対応が迫られかもしれないが、これを前向きに受け止めたい。今、BEANSとしてできることは、被災地の窮状や被災者の心情を想って、与えられた使命や目標の達成にこれまで以上に頑張ることしかないのではと思う。この地道な努力がいづれ日本経済の復活や産業力の強化の助けになると信じています。

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2011年3月 9日 (水)

一足早い成果を

 プロジェクトでは年度末を迎えて,研究の追い込みや成果の取りまとめと日々忙しく 仕事をしています。毎年ながら従事者の皆さんには頭の下がる思いです。一足早い成果、これは残念ながら BEANS‘マメ’ではなくお米から生まれたものです。今年も一足早く収穫できました。ある友人と一緒に山形県の酒造会社に小さなタンクで特別にあつらってもらったお酒です。昨年収穫した山田錦を50%精米して仕込み、原酒を火入れをしないで、さらに袋取りと云って時間をかけてゆっくりと絞った純米吟醸酒です。ただの限定のお酒といえばそれまでですが、しかし、お酒は その年の原料米の出来や発酵の状態によって風味やアルコール度数が微妙に異なるため ここでしか手に入らない一品です。また、酒のオリジナルラベルに特長を込めています。BEANSのロゴマークの下に“a rich harvest from the BEANS project for2008-2012“と書きこんでいます。毎年、プロジェクト関係者に進呈して、今年の収穫を味わって貰っています。さて、ことしの出来ばいですが、昨年よりもいくぶん辛口に仕上がった感じです。やはり酷暑の影響でしょうかそれとも中間評価の 結果がお酒にもすこし響いたのかなと。

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2011年1月28日 (金)

雪の下で春を待つ・・

 大寒に入り、寒い日が毎日続いています。北日本や西日本の人々は、近年まれにみる大雪に見舞われて、大変不自由な生活を強いられていることに同情します。

 今年、BEANSプロジェクトは方針や予算面で厳しい環境に取り囲まれています。昨年末に事業活動の中間評価が公表されました。個々の研究成果は高い評価を得ましたが、プロジェクト終了後の応産業用や実用化など全体評価ではやや辛い評点となりました。おそらくプロジェクトの特長である基盤技術の開発や異分野融合研究と云った概念は理解できても、実現する手段や具体的な成果展開のスキームが不明確であったのが理由かと思われます。昨今のプロジェクト出口指向の強まりをもっと意識して、成果の普及などを積極的にPRしなかったことを少し悔やんでいます。

 しかしながら、この3年間でBEANSは着実に成長し、たくさんの有用な成果が蓄積されて来ています。この厳冬期でも木々や花はもう春の準備を始めています。BEANSも雪の下で春の開花を待つ心境で、蕾をもっともっと大きく膨らませたいと願っています。


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2010年9月14日 (火)

BEANSプロジェクト中間評価審査を終えて

 さる9月10日(金)にNEDOによるBEANSプロジェクト中間評価分科会が開催されました。ここでプロジェクト発足から2年半にわたる事業活動や研究開発成果を研究評価委員の先生に評価をして頂きました。結果については後日公表されると思いますので、ここではプロジェクトとして中間評価への対応や事前の準備作業、また当日の会議の様子などについて私見を交えて報告します。
 NEDOではプロジェクト中間評価をスタート3年目に行います。BEANSプロジェクトが開始したのは平成20年7月なので、プロジェクト活動期間は実質24カ月しかなく、日程スケジュールが大変厳しい実施計画となっています。そこで、本年度のプロジェクト方針には中間目標の一部を前倒しして達成することを掲げました。正直言って昨年度の成果には中間目標からすこし逸れたテーマや、また今の状況のままでは目標達成が覚束ないものがありました。そのために、先ずは6月の総合研究発表会にてプロジェクトリーダーの方針を徹底させて、全メンバーに中間目標の必達とそのためのチーム力の結束をお願いしました。以後この3カ月間で、研究者の頑張りは目を見張るもので、研究スピードが急速に上りました。研究者皆さんの努力とそれを指導された研究センター長の熱意に敬意を払いたいと思います。その結果は7月28日から30日に行われたマイクロナノ2010での技術展示内容に現れました。昨年の展示会では研究コンセプトや先行研究事例だけの発表でしたが、本年度は各研究センターがプロジェクト成果物を漏れなく展示することが出来ました。加えて、同時に開催した第4回BEANSセミナーにおいて各研究センター長には中間評価を意識したプレゼンテーションをお願いしました。参加者はプロジェクトの進展状況を目のあたりにして、研究成果に納得していただけたと思います。また、会場には事前審査のため研究評価委員の先生も来場されておりましたので、プロジェクト成果をアピールする絶好の機会にもなりました。以上本年度4月から中間評価対応への一連の取組では首尾良い結果が得られました。
 次は、いよいよ中間評価分科会のための準備ですが、プロジェクト活動の集大成とも云えるプロジェクト事業原簿の作成が大変な作業でした。原簿にはプロジェクトの位置づけ、研究マネジメント、研究成果、実用化の見通しそしてテーマ成果の詳細を記述します。この作業は、原簿に最新の研究データをできるだけ盛り込みたいために、提出期限ぎりぎりまでが続きました。やっとA4紙で900ページにわたる草稿が完成しましたのは8月下旬でした。またこれと併せて分科会当日に用いる審査委員へのプレゼンテーション資料の作成も並行して行いました。この間にBEANSスタッフおよび研究センター長には色々と面倒な手作業をお願いしましたが、お陰さまで事業原簿は記述内容とボリュームともに大変素晴らしいもの出来と確信しています。(事業原簿はNEDOより公開予定ですので是非一読をお願いします。)

 いよいよ分科会当日ですが、NEDOプロジェクト関係者、審査委員、説明者あわせて約30名位が出席しました。午前中の公開の部ではプロジェクト全体概要の説明と質疑が行われました。NEDO渡辺主査とプロジェクトリーダーである遊佐から事業原簿の内容にそって50分ほどプレゼンテーションした後で審査委員から質問を受けました。質問の内容は主に事業の概要や研究開発マネジメントに関わるものでした。特に、プロジェクトの位置づけと目標設定の妥当性、また成果展開の方法は実施者と委員との間で活発な質疑応答があって、会議が終了したのは12時過ぎで、終了時刻を大幅にオーバーしました。議論が弾んだ理由は、ひとつは評価委員にとって本プロジェクトの目的がデバイス製造プロセス基盤技術開発とそのプラットフォーム構築と云う新しい概念であること、加えてこれまでのNEDOプロジェクトとはすこし異質な定性的な目標設定にあったと思われます。この議論は当初から想定しておりましたので、サブプロジェクトリーダーの藤田先生がプロジェクト背景や目標設定の経過そして他のプロジェクトとの相違点などを確認して、議論収拾の方向で午前の部は終了しました。午後の部は非公開の会議となります。ここでは研究センター長からプロジェクトテーマ総数8件にわたる研究成果の詳細を報告しました。トップバッターは竹内センター長がバイオ融合プロセス技術開発で2件を、引き続き有機材料融合プロセス技術で安達センター長が2件を、そして杉山センター長が3次元ナノ構造形成プロセス技術で2件、さらに木股センター長が宇宙適用次元ナノ構造形成プロセスで1件をそれぞれ発表しました。休憩を挟んでマイクロナノ構造・大面積連続製造プロセス技術で伊藤センター長が2件を そしてBEANS本部からは武田副所長がBEANS製造技術知識データベースで1件を発表しました。審査委員はBEANSの最新のホットな研究話題に興味と高い関心を持たれました。そのせいか午前中の議論とはまた雰囲気が変わって、それぞれ専門家の立場で研究成果の学術的な意義や産業技術の価値など幅広い視点から深い討論がなされました。
 そして、最後に全体を通しての質疑と講評がありました。ここでは、全委員がプロジェクト成果とその創出活動を高く評価をしていること、そして今後はプロジェクト成果の普及や展開のために目標や方向をより明確にして、そして日本のMEMS技術の発展への貢献と産業の国際競争力の強化にむけたシナリオを検討することへの要望がありました。
 最後に、プロジェクト実施者側としては、プロジェクトの狙いや目標値設定の考え方など説明不足と議論足らずの感じはありましたが、計画達成状況や学術的な意義、成果の普及やこれからの成果展開などの内容について十分満足のゆく説明が評価委員にできたと思っております。公式の評価結果がでるのは一カ月先となりますが、今はプロジェクト折り返し中間地点である重要ポイントを無事通過したことで内心ほっとした心境です。(プロジェクトリーダー 遊佐 厚)

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2010年4月15日 (木)

BEANS 3年目を迎えて

 4月は新年度スタートの月、駅や街角にさわやかルックの新入社員が往きかい、また職場には新人が配属されて 社会全体が新鮮で活気に満ち溢れています。BEANSにも今年はたくさんのプロジェクト関係者が新たに加わりました。プロジェクト事業活動が広がったことが理由ですが、組織はほっと置くと肥大化すると云うパーキンソンの法則が少し気にかかります。組織は人なりと云われますが、個人の周りには三つの関係があると思います。上司と部下との上下関係、関連職場や同僚との左右関係、前任者や先輩との前後関係です。BEANSに新しく参加した人は職場でこの関係を掴んで一刻も早くプロジェクト推進の力になっていただきたい。


 さてご承知のようにBEANSには出身や毛色の違った研究者、技術者やスタッフらが大学や会社、そして国の研究機関など色々な所から参加しています。研究テーマはマイクロ電子機械からナノやバイオ・有機ありと異分野領域の融合ですが、テーマだけでなく人と組織も動機付けやミッションが異なった異分野融合の集団であります。ここに上で述べた三つ人間関係が絡むのですから、プロジェクトマネジメントの難しさは想像していただけると思います。普通、プロジェクトと云えばトップダウン的なマネジメントが求められます。以前に日経マイクロデバイス元編集長の三宅さんがBEANSはボトムアップ的研究テーマのほどほどさが良いと評していました。実は、BEANSはテーマだけでなくマネジメントもほどほどのボトムアップ的アプローチなのです。そうでないと、トップダウンだけでかじ取りができないのが正直なところです。ただし、これを可能とするのはプロジェクト参画メンバーがBEANSのミッションやビジョンを共有していることが条件ですが。BEANSも3年目にはいり、今年は中間評価の時期にあたります。メンバー一人ひとりが当初のプロジェクト理念や個々の夢を思い起こし、中間目標の先にある最終ゴールに向かって一丸となって邁進したいものです。

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2010年1月 4日 (月)

BEANS仕事始めは願い事から

 仕事始めの4日、マイクロマシンセンターの恒例により近くの神田明神様に初詣した。大勢の参拝人の行列から賽銭箱というより賽銭受けの天幕シートを見渡すと硬貨がほとんどで札はチラホラしか見えなかった。それでもさぞかしの稼ぎになろうと罰あたりな邪推をしてしまった。この日は神田明神への初詣者が10万人とのことだったが、不景気の折で願い事や明るい夢にかけるサラリーマン姿がとくに多かった気がした。誰もお賽銭が多いほど,ご利益、願いや夢がかなうとは思っていないが、想いの強さが額で神様に試されるのではとつい気張ってしまう。今年はBEASNの中間評価年度ということでたくさんのお願いをしたので、その分賽銭を例年になく勢んでしまった。夢を神頼みではなく努力して実現したいものである。

 夢の実現といえば あの有名なナポレオン・ヒルの著書「思考は現実化する」を読み起こしてみる気になった。これが、早速に初詣のご利益かもしれない。

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