GDMS2011開催-大雪の中大盛況
昨年よりNEDOの委託事業BEANSプロジェクトの中で、単年度での新たな研究テーマとして「⑤高機能センサネットシステムと低環境負荷型プロセスの開発」に関する研究開発をAIST集積マイクロシステム研究センター前田センター長を研究体長として、鋭意取り組んできました。3月の終了前に、現状でみえてきたその成果について内外に報告しようということで、International Workshop on Green Devices and Micro Systems(GDMS2011)を2月9日(水)、AISTつくば中央共用講堂で開催しました。
事前登録は130名に上り盛況がが予想されましたが、当日関東地方は朝から大雪模様となり、出席者がすくなることが予想されました。ところが、当日の出足は順調で、最終的に参加者数146名となりました。グリーンイノベーションを主題にした本テーマへの関心度の高さと、当日合わせて企画したAISTつくば東の最先端8インチMEMSラインなどのラボツアーへの期待の大きさを示すものでした。最先端8インチMEMSライン及びそこに設置したオンデマンド型空調エネルギー制御システムは本研究開発の取り組みの一環で実施したものです。
当日のプログラムは、METI研究開発課 矢野研究開発調整官とNEDO機械システム部久木田部長がプロジェクトの位置付けと成果についての期待を込めたご挨拶のあと、環境利用エネルギーハーベスティングやRFMEMSの研究で著名なProf. Stepan Lucyszyn、商業店舗などのエネルギーマネジメントに関する研究で著名な東大藤本教授の招待講演が行われました。
GDMS2011プログラム
10:20 |
Opening session, Moderator R. Maeda |
10:30 |
Invited talks, Moderator R. Maeda |
11:30 |
Project overview: Moderator T. Koike |
12:10- |
Working Lunch Special Tutorial (13:30-14:20) |
14:30 |
Oral session: Moderator T. Sakamizu |
16:00- |
Poster View and Green 8 inch MEMS prototype station “TKB812” tour (B) |
そのあと、二つの研究拠点Gデバイスセンター(AISTつくば東)伊藤センター長、Gデバイスセンター関西(立命館大びわこくさつキャンパス)杉山センター長(立命館大杉山教授)が両拠点での取組みや成果の概要について報告がありました。さらに、昼食時に、ポスターセッションでの各テーマごとの報告、及び代表的テーマのオーラルセッションが行われました。どのセッションでも、最後まで多くの参加者が熱心に聴講及び意見交換が行われました。
最先端8インチMEMSライン見学は、3回に分けて実施されましたが、すべて、定員一杯で事前登録で締め切らせていただくほどでした。当日、装置メーカのポスター展示も好評でした。 → Gdevice Technical Reports
協力頂いた全ての方々に深く感謝いたします。
(Gdevice@BEANS 小池)
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