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2009年4月20日 (月)

MEMSフロンティア未来デバイス研究会の話

 話は少々古くなりますが、現在のBEANSプロジェクト発足の原動力となったMEMSフロンティア未来デバイスの研究会(2006年度)について簡単に紹介します。
 
 すなわち、近年のナノテクノロジー、バイオテクノロジーといった新分野における著しい技術進展の状況を踏まえ、MEMS技術とこれらナノ・バイオを融合させることにより、MEMS分野に不連続なイノベーションを生み出すことができないかと考え、マイクロマシンセンターが2006年度に機械システム振興協会から受託し、MEMSフロンティアとしてのナノ・バイオ融合による未来デバイス技術に関する研究会(委員長:東京大学藤田教授、副委員長:セイコーインスツル(株)古田部長)を立ち上げました。 



 この研究会には、未来へ挑戦する気概を有する産学の有識者、技術者、若手研究者が結集し、長時間にわたり大いに議論をたたかわせました。この時の議論した内容が後のBEANSプロジェクトに継承され、そしてこの時苦楽を共にしたメンバーの多くがBEANS研究所の各拠点において中心的な役割を果たしています。

 もちろん、国プロのように大がかりな研究開発プロジェクトの発足にはいろんな方々の力添えが必要であることは言うまでもありませんが、このような研究会がプロジェクト発足の大きな原動力になったことは明らかです。将来BEANSプロジェクトが多大な成果を生み出し、研究会のメンバーの名が歴史に刻まれることを願っています。

   研究会が提案したBEANSが取り組むべきデバイス・アプリケーションとマイクロナノ統合技術
 
 研究会が提案した未来デバイスの内容については、後日記事をあらためて紹介します。(青柳@BEANS本部)

  → 研究会調査レポート 目次 要旨(PDF file;50ページ)



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